脱初心者向けフットサル講座_クサビについて

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私は小学生の頃からサッカーをやっていますが、ここ20年弱はフットサルがメインで主に個人参加型フットサル(通称個サル)でいろんな所でやっています。

フットサルはサッカーに比べるとお手軽にでき、個サルも場所によっては、毎回キャンセル待ちが出るくらい人気があり、女性の方も結構な割合で参加しています。

そんなお手軽な個サルなのでスキルレベルも初心者から上級者まで千差万別です。その中で比較的多いのが学生時代サッカーやフットサルはやってこなかったけど、運動部で鳴らした運動神経が比較的いい人たちがちょっと勿体無いなあと思いふと、講座とはおこがましいですが、つらつらと書いてみたいと思います。

サル未経験者で運動神経のいい人たちに共通するのは、ボールをもらう位置がよく分かっておらず、横パスをもらって強引にドリブルするか、敵陣の相手の後ろ側で待ってロングパスがカットされるというのが散見されます。

そこで今回はクサビについて書きたいと思います。
(フットサルではピヴォとか言うみたいですが今回はクサビで)

フットサルは5人対5人で1人はキーパーになるのでフィールドプレイヤーは4人になります。フォーメーションはいくつかありますが、今回はボールを持って攻めあがる際の1-2-1で説明します。

1の後ろの人がボールを持った際、両端の人(サイド)は下がって1の人からボールをもらいにいくか、相手の後ろ側をとるかをしますが(実際には短い時間でその両方を繰り返す)1の前の人は1の後ろの人からボールをもらう位置に下がる動きをします。この1の前の人が下がってボールをもらう行為をクサビといいます。

クサビの基本的な動きは1の後ろの人からボールをもらえる位置に動きさらに相手側のマークを1人背中に背負う事です(相手側のマークを背負わなくてもクサビは成立しますが、ちょっと高度な動きとなるので今回は省きます)

このクサビの位置へボールをもらいに来れない人がサル未経験者は非常に多いです。おそらく真ん中で相手もいるため相手がいない所へ動きがちになり中央に行きづらいのではと思います。ただ、このクサビの動きが出来ないと選択肢が横パスとロングボールになり、先述したとおり、あまり成功しません。

ではなんでクサビが重要かというと、このクサビの動きをした人にパスが通った約2秒間弱、相手側は全員ボールを注視します。この2秒間が非常に重要でこの2秒の間にサイドの人は相手マークから外れパスをもらえる位置に動き出せます。さらにこの動き出しが失敗していても、クサビの人は後ろの人にボールを渡しゲームを組み立て直すことも出来ます。この選択肢が2秒間だけ増えるのがクサビの重要なところです。

まあ実際にはそう簡単には行かないのですが、この選択肢を増やす動きが出来るのと出来ないとでは、攻撃の成功率にかなりの差が出ます。

個人参加という事もあり、自分がドリブルでシュート決めれられれば後は関係ねーってのはすごく分かるのですが、こういう基本的な戦術を覚えておけばさらにフットサルが面白くなると思います。

最後に何が言いたいかというとどなたかチームに入れて下さい。


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