ネタバレとは書いてあるけどこの物語はバットマンに出てくる永遠のヴィラン
ジョーカーが誕生するまでのアナザーストーリーのひとつに過ぎない。
この映画を見終わった後の感想は「空虚・寂寥」
色んな人生があるけど、人生は当人にとっては悲劇であるが、周りから見たら喜劇
でしかない。それは自分から見た他人も同じ。
であるなら同じ阿呆なら踊らにゃ損々。
観る前の期待が大きかったせいで観た後はふーんってな感じを装ってみたが、
やっぱり色んな感情が渦巻いている。
ホアキンフェニックスの怪演とか、淡々と進む演出とか、
色々あるけど、こうやって文章にしてみても、どんな言葉も陳腐になってしまう。
人生って結局自分のせいと言ってしまえばそれまでだけど、
その言葉だけでは片づけられない人生も確かに存在すると思う。
この成熟した社会の中で人間らしい生活をしていくのは想像以上に大変だし、
だからと言って自分の中での正義を振りかざしそれが社会規範から逸脱するような
行動を起こすとそれは悪になる。
結局自分と他人との折り合いをどうつけるかがこの世の中を生きる術。
正しさの定義ってなんだろう。
苦しい、つらい、これら全てが悲劇であり、喜劇。
【ネタバレ】ジョーカー見た
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