突然ですが、私は社会人になるまでいわゆる「読書」というものが大嫌いでした。
ここでいう「読書」とは書物に占める割合がほぼ活字のみの書物で、かつ情報を
得るのみの物以外(試験、資格取得のため)の本を読む事と定義します。
小さい頃はもっぱら漫画とアニメばっかり。活字のみの本で読んだ物と言えば、
教科書と図書室にあったやさしめの伝記ぐらい(あの伝記シリーズはかなり好き。
あの伝記の影響で「栄光なき天才たち」めっちゃはまった)なのでとにかく
活字=漫画という幼少期を過ごしていました。
あと、家のしきたりというか恒例行事として小学校低学年ぐらいは月に1回ぐらい、
家族で銀座のマリオンで映画を見て、ちょっとこじゃれたレストラン(スエヒロ
とかツバメグリル)でハンバーグやステーキを食べるという行事の影響で映画も
好きになり、映画は小学校の3年ぐらいには一人で春日部から東武野田線に乗り
大宮のハタボウルに定期的に通ったりしていました。
中学に入ると部活や友達と遊ぶので、ゲーム、漫画、映画は続いていたのですが、
「読書」からは、高校卒業するまでさらに遠ざかっていきました。
そんな私が「読書」と出会うきっかけとなったのは、映画です。いわゆる映画に
はシナリオがあり、それが原作という形で書籍として販売されていると知ったの
がこの頃(遅すぎw)映画として大好きな「パーフェクトワールド」にも原作が
有ることを知り、ブックオフで興味本位で購入し、読んでみたら・・ 映画より
も何倍も感動していました。
もちろん映画でもケビンコスナー扮する殺人犯ブッチと誘拐されたフィリップの
やるせない友情やイーストウッドの過去との後悔等涙無しでは見られない映画で
したが、本を読んだ感動といったら、掛け値無しに何倍も上でした。
私はこの「読書」に出会うまでは、映画を超えるわけねえだろw映像よりもイン
パクト残るなんてあるわけねえwwって本当に思っていましたが、いざ「読書」
と出会ってしまうと、映像だけでその情感や感情埋めれるわけねえだろwってな
りました(アホです)それぐらいすごい体験でした。
そこからはおもしろそうな映画があると見たあとに必ず原作を読む事に。さらに
こんなに「読書」が面白いなら世間でおもしろいと言われている本も読んでみよ
うとかたっぱしから「読書」をしていきました。
それからは年間100冊弱ぐらい「読書」を重ねインターネットという時代にもの
り(橋本大也さんのページで紹介されたものはかなり参考になりました)ネット
で面白そうと評判を聞けばアマゾンでポチる事を繰り返していました。
そんなとき「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」に出会
います。dain さんのおすすめする本は私が今まで読んできた本とはまったく
異なり、かつ dain さんのちょっと挑発するような blog の書きっぷりに乗せ
られ紹介されるものを貪り読みました。
そんなおり、「スゴ本オフ」の告知がされるのです。私は こんな「読書」の神
様みたいな人と出会えるなんてすげーオフ会だなあと告知をみていたのですが、
特に参加する気も度胸も無く、時をすごしておりましたが、第1回目の楽しそう
な状況をblog で拝見し、第2回目の告知を見た瞬間、酔った勢いもあり速攻参
加表明をしていました。
ただ、私は上記で書いたとおり「読書」については質はもちろん、量ですらこ
ちらに参加している方々とはレイヤーが違う(人間界と畜生界ぐらい違う)の
で内心ビクビクしていました。
そんな畜生界から当日、オフ会の場に行くと、これは桃源郷かと思うほど楽し
い場所、楽しいなんて言葉では言い表せないぐらい幸福感に包まれる場所、
皆様の豊富な「読書」話をいつまでも聞いていたい・・そんなすばらしい時間
をすごせる場所でした。
その後も定期的に参加させて頂いていますが、まさしく私にとって黄金体験
(ゴールドエクスペリエンス)であり、大げさでもなんでもなく、私の人生に
「読書」という架け橋でつながる楽園となりました。
最後になりますが、この場を借りて dain さん、企画運営されているやすゆき
さんをはじめ、皆さまにお礼申し上げます。
スゴ本オフという黄金体験
読了時間:約 4分
嬉し恥ずかしありがとうございます!
趣味と興味で始めたオフ会ですが、良い出会いになったみたいで嬉しいです。これからもちょくちょくやってますので、よろしくお願いします。
Dain さん。こちらこそありがとうございます!
これからもよろしくお願いします。