この「ゴーンガール」ってタイトル、たしかに「女性」ではなく「女の子」って感じが子供の邪悪な心が無い行動が一番邪悪だって事が善悪とは何ぞやって事を考える。男尊女卑とか男女平等とか性差とか行き着くところは他人だって事。
以降ネタバレで書きます。
いやー、めっちゃ怖かった。これ男目線なのかもしれませんが、今まで見てきたサイコスリラーの中でも、うわーそこまで女はやるんだってのを感じました(男でもここまでやる人いるのかもしれないけど)
あらすじとしては、結婚記念日5周年のその日、奥さんが事件に巻き込まれた風に失踪し、奥さんを探す過程で色々夫婦仲が見えてくる・・
冒頭の「君の頭蓋骨を割って中がどうなってるか知りたい」が本当に分かる。
# 正確な台詞ではないと思う
結局他人の行動原理って色々な要因で変わる訳だけれど、その行動を起こす原理が想像を超えると純粋に何故そういう選択をしたのかってすごく興味がある。
エイミーは自分で書いた絵本の主人公の「完璧なエイミー」に近づくために頑張ったのは認める。ただ、現実世界で生きていくためにその選択を強いられた(自分で強いた)のは結局「世間体」という化け物に屈した形だけ。
エイミーの場合の「世間体」は一番はお母さんだし、そこから派生する「完璧なエイミー」像、ニューヨーカーとして成功した人間への他社からの視線。
この「世間体」っていう化け物は本当に厄介で、この化け物からの呪縛から逃れるのは厳密な意味で言えば無理。ただ、なるべく関わらないようにするように努めるのが現代社会におけるひとつの処世術だと思う。
しかしエイミー役のロザムンド・パイクすげー。失踪中にニックのテレビを見てるシーンの瞳のうれしさとニックの事を物を見るかの感情の表現力。背筋がぞっとした。顔自体は全然美人じゃ無いけど(主観です)ニコールキッドマンよりも現実的でそこがよりリアルさを強調している。
実はこの映画全然眼中に無かったのですが、フィンチャー監督と知って、あわてて見に行きました(本当は寄生獣見に行く予定だった)
ベン・アフレックってあんなに筋肉モリモリでしたっけ?自分の中ではアルマゲドンで止まってました(アルゴ見たい)
なんかとりとめのない感想を関連性もなくだらだら書き殴ってみましたが、文句なく面白い映画であることは間違いないと思います。
【ネタバレ】ゴーンガール見ました
読了時間:約 2分