こちらのエントリーを読んで急いで買いに行った。
30年間、日本のお昼に君臨する巨大な「空洞」について――書評『タモリ論』
好きって理屈じゃないと思う。
タモさんのすごさは最近で言えば、赤塚不二夫の弔辞が挙げられると思いますが、あれはほんの片鱗でタモさんのすごさは昔のトンがっていた頃を知っている人達ほど知っていると思う。
この本を読んでびっくりしたのは、「笑っていいても!」で95年以降夏休みをとってないって事。私はリアルタイムに「笑っていいとも!」を見なくなってからすでに20年ぐらい経っているけど、確か夏休みは1週間タモさんがお休みしてその間は交代で誰かが司会をやっていたと思う。それが95年以降という事は、すでに18年間もお休みしてないという事。
これどれだけの人がこのスゴさが分かるだろう。どんなにヒマジンだって18年間も同じ事を同じ時間に繰り返す事が出来るのか。私だったら2年ぐらいですでに発狂しそう。
これは完全な主観だけど、一般的なタモさんの評価って高い方ではないような気がする。特に「笑っていいとも!」と「ミュージックステーション」ぐらいしか知らない人達からの評価。評価なんて相対的で現時点での物でしか計れないかもしれないけど、この本に出てくるビートたけし、明石家さんまと比較するとこの二人よりは下に見られてる気がする。
なんかそれがくやしい。
もちろん、ビートたけしも明石家さんまもすごいのは一般的な評価通りだと思うけど、タモさんもこの二人と遜色ないぐらいすごい人っていうのを分かって欲しい(これはあくまで主観なので、一般的に遜色ないのはみんな知っているよっていうならそれでいいんだけれど)
この本自体はタモさんのすごさはあまり分からないし、タモさんについてあまり知らないから字数を稼ぐために無理やりビッグ3の事を書いているのか、と勘繰ってしまうぐらいタモさんの事が書かれていないような気がする。
でもタモさんが本当はスゴいんだよって知るためのきっかけとしてはいい本だと思う。
久々にタモさんのスゴさを知るために youtube を漁ってみましたが、ほとんど消されてるなあ。特に私が好きな赤塚不二夫と山下洋輔トリオと三上寛と長谷川法世が出てた「すばらしき仲間」が見たかったのに。寺山修司かけあいと天井桟敷ごっこは死ぬほど笑う。
これ見たい人いらっしゃいましたらローカルにあるので Twitter かコメント頂ければお送りします。